「ReviztoがICT・BIMのハードルを下げた」

使いやすい直感的UIと大規模データの操作で、客先や協力業者との一目瞭然の合意形成で業務を効率・スピードUP!

 三井住友建設株式会社様は、「はしも、まちも、ひとも。」というコーポレートメッセージのもと、大規模な橋梁や超高層集合住宅などをはじめとする豊富な施工実績を持ち、海外でも積極的な事業展開を行う総合建設会社です。

 今回、ICT・BIMを活用し現場の高度な変革を積極的に進められている土田所長様と、建築本部 建築DX推進グループで全社的なBIM導入を推進されている竹田様に、それぞれの立場からReviztoについてお話をうかがいました。

三井住友建設様_作業所
三井住友建設、土田様

土田 浩司 様| 建築作業所 所長

三井住友建設、竹田様

竹田 宥一郎 様| 建築本部 建築DX推進グループ

|課題1: 建設作業所でデバイスを問わず、BIM活用を高められるツールを常に探していた

「BIM推進を始めて約5年となる2022年現在、BIMモデルの「利活用」は大きな課題の一つです。

 BIMモデルを作成しても、建設作業所では時間・人手の不足もあり、施工管理者のBIMツールの習得やBIM活用の深化が、常に課題と感じていました。また各作業所で既に導入済みのiPadで、BIMモデルや大量の図面を気軽に見て、効率良く扱えるツールを探していました」(竹田様)

 「作業所のiPadで図面確認に当初利用していたツールでは、図面のデータ容量が大きく、図面を見ることも期待通りでなかったです」(土田所長)

|課題2:デジタルへのシフトは簡単ではない

 「建築現場では従来から図面などを「紙ベース」で扱うことが普通ですが、「デジタルへのシフト」が生産性向上のための重要課題と考えています。

 ただ、デジタルに取り組むのにアレルギーを感じる人もいます。またICT導入には「費用対効果が優れているか?」などが論点となります」(竹田様)

現場でiPad活用

|Revizto採用のポイント: 使いやすい直感的UIと大規模データの操作性、2D/3Dの一元管理を重視

① 直感的なUIと大規模データの操作性

 導入に際して、まず重視したポイントはユーザーインターフェイス(UI)です。またBIMの2D/3Dを直感的に操作が可能か、および、大規模データでもスムーズに操作ができるかも検討しました。

② 使いやすさと2D/3Dの一元管理

 採用前にReviztoのトライアルを行い、マニュアルを見なくても使いやすい点を評価しました。また、2D/3DをReviztoで一元管理および重ね合わせができるので、BIMで断面図などを作成するメリットにつながりました。

2D-3D図
2D-3D図

③ 他ツールと比べての評価軸

 「社内関係者からも、他のツールより「直感的でわかりやすい」「リーズナブルな価格」と評価されました。
サブスクリプション型でライセンス数の調整もしやすいと感じました。また、操作が早く、図面検索もしやすいので、iPadでの活用に適していると考えました」(竹田様)

完成図
躯体・配筋・鉄骨干渉検討モデル

|Revizto 採用後の変化: ReviztoがICT・BIMのハードルを下げた

 「現在施工中の建設作業所では、事務所にA1プロッターを置かず、図面はすべて施工管理スタッフのiPadで確認することをポリシーとしています。大規模データでもサクサク操作できるRevizto導入のおかげでBIMの活用がより一層広がりました。このポリシーに戸惑いの声も少しありますが、将来的にはこれがスタンダードになるので、社内でも展開をしていきたいです」(土田所長)

 「客先などへの説明も含め、各種の会議や検討会などでReviztoをコミュニケーションの柱として活用する場面も増えました」(竹田様)

 「客先や協力業者からも好評です。特に、「外観テンプレート」機能を使ったシミュレーションで、一目瞭然の合意形成ができ、打合せ業務のスピードも速くなりました」(土田所長)

 「Reviztoは扱いやすいので、これまでの「BIM活用のハードル」を下げました。他のツールに比べて、気軽に3Dを見て、各種機能を使い検証を行えます。また、若手層が積極的になり、「もっと○○したい」という声も上がっているほどです」(竹田様)

業者打ち合わせ

|導入後の展望: 営業~設計~作業所まで一気通貫の活用を目指す

「Reviztoからexe形式ビューワを客先へ共有することもあります。今後も活用を深めていきたいです」(土田所長)

 「ReviztoをBIM運用の軸の1つとして考えています。BIMの2D/3Dに加え、点群や機器情報などを一元化するプラットフォームとして利用していきたいです。

 現在は施工現場で活用を進めているが、今後はBIM+Reviztoを活用して営業~設計~作業所まで一気通貫の活用を目指します。将来的には建物の維持管理なども含めて、建物のライフサイクル全体としての取り組みを実施していきたいです」(竹田様)

|今後の Revizto に求めること

「iPadなどタブレットの操作性をさらに向上させ、スマートフォンにも対応してほしいです」(土田所長)

 「各種ツールと連携を今後も広げていくことを期待しています。また、ユーザーフレンドリーな特徴を今後もさらに磨いてほしいです」(竹田様)

|読者の方へのメッセージ

 「Reviztoは操作がとても簡単で、私もマニュアルを見ずに習得できました。難しく考えずにどんどん使ってみることをおすすめします」(土田所長)

 「建設業界では『建設DX』がキーワードとなり、生産性をより上げることが求められています。Reviztoは導入しやすさ、使いやすさに優れていてDXの第一歩を踏み出すのに良いと思います」(竹田様)